メダカ-屋外飼育してみよう

メダカは屋内でも屋外でも比較的簡単に飼うことができます。

でも、メダカの健康を考えるならば、屋外で飼育することが良いと思いますので、その飼い方を紹介したいと思います。

屋外飼育のメリット

まず、屋外で飼うことの大きなメリットは、何と言っても日光をたっぷり浴びることができるということです。

光がたくさん入る飼育容器には植物性プランクトンが大量に発生し(グリーンウォーターと言います)、メダカの餌としても、水質の維持にも役立ちます。何も知らなければ水が濃い緑色になっていると水が悪くなっていると思ってしまいそうですが、これは大丈夫です。ただし、緑色の藻のようなものが大量に発生しだすと、それはいい状態ではありませんので藻を取り除いたり、多めの水換えの必要が出てきます。

飼育容器について

水がたっぷり入る容器であればどんなものでも構いません。鑑賞目的であれば、長く眺めていたくなるようなおしゃれな鉢もいいですね。ただ、屋外では真夏・真冬の外気温に影響を受けやすいので、市販されている断熱効果のあるメダカ専用容器を使うのもいいと思います。

容器の置き場所は、日のよく当たる場所が良いですが、夏、水温が32℃以上になるようであれば、日よけのよしず等をかけてあげましょう。雨については特に気にしなくても大丈夫ですが、高級改良品種など、飼い始めは水温水質の変化に弱い場合もありますので、調子を落とさせたくない場合は、雨水が入らないよう場所を変えたりフタをしたりしてあげて下さい。

容器に入れるメダカの数

一般に言われるのは、「1リットルに1匹」と言われています。基本はそれでいいと思いますが、1リットルに2匹くらい入れても飼育は可能です。容器にいれる数が少ないと人に怯えることもありますし、見た目も寂しいです。ある程度数を入れてあげると、群れになって餌もよく食べるので、見ていても楽しいです。ただし、数を入れすぎるのは酸欠や水が汚れやすくなったりしますので、様子を観察して数が多いと感じたら別の容器に分けてあげましょう。管理に自信がなければ最初は少な目で飼ってみましょう。

餌の与え方

餌は1日2,3回与えましょう。1分くらいで食べきれる量を基本に、食べ残さない量を加減しながら与えてください。食べ残しは水質の悪化につながりますので、入れすぎたら網などで取り除いてくださいね。

メダカが食べた餌を消化する時間は2時間くらいかかるそうです。夜に餌をあげると消化不良を起こして弱ってしまうこともありますので、夕方に与える時は、日没2時間前くらいに余裕を持って与えると良いでしょう。

換水の仕方

屋外でグリーンウォーターになった容器はそれ程神経質にならなくて放っておいても大丈夫ですが、夏場などは3日に1回くらい蒸発して減った分だけ水を足してあげてもいいでしょう。また、見た目で明らかに緑が濃くなりすぎてドロドロになってきたかなと思ったら、換水のタイミングになります。

換水・足し水に使う水は、できれば水温差が出ないように容器の側に汲み置きの水を溜めておくと、作業もしやすいので便利です。ただし容器と汲み置きの入れ物との材質や水量の差によっては、水温差が出る場合もありますので、手で触ってあきらかに違うときは温度を合わせてから換水してくださいね。

その他

屋外では、鳥など動物の被害を受けることがありますので、メダカを食べられる危険がある場合は、ネットや鉄網などでフタをして守ってあげましょう。