アマガエルの生態、特徴など

アマガエルは、田んぼや森、川などが近くにあれば都会でも見ることができますが、簡単に捕まえて持って帰ることができる身近な存在で、あまり詳しく調べたりしたことはありませんでしたので、今回の飼育を機に少し調べてみましたので紹介したいと思います。

和名 ニホンアマガエル(日本雨蛙)、学名  Hyla japonica は、両生綱無尾目アマガエル科アマガエル属に分類されます。Hyla (ヒラ)はギリシア語で「木」を意味する単語が由来のようで、アマガエルの仲間は木の葉やその周辺にいることが多いことから、英名ではツリーフロッグと呼ばれています。

アマガエルは、目の前後に黒い線の模様が入っているのが特徴です。

 

日本固有種では他にモリアオガエルやシュレーゲルアオガエルというのもいます。

アマガエルの体長は大きくなっても4.5cm位で、シュレーゲルアオガエルは6cm、モリアオガエルのは8cm位になるそうです。

カエルには毒を持っている種がいますが、アマガエルも体表の粘液に毒があります。少し触ったくらいでは大丈夫ですが、傷口がある場合は傷に毒が入ると痛いので注意しましょう。目に入ると危険なので、触った手で絶対目をこすったりしないようにしましょう。結膜炎や、最悪失明する可能性もあります。触った後は必ず手を洗ってくださいね。

捕まえようとした時に、おしっこのようなものをかけられることがありますが、体内に蓄えている水分を、びっくりした時にお尻から出すそうです。

おしっこをかけて相手がひるんだ隙に逃げる作戦か、体内の水分を減らして身軽にして逃げるスピードを上げるためなのか。実際、おしっこをするとカエルは痩せるみたいです。

人間でもおしっこをかけられたら、うわぁって怯んでしまうので、敵から身を守るためには有効な手段かも知れないですね。

おしっこ自体は、多少の体液などは混じっているかも知れませんが、基本的に無害です。アマガエルにおしっこをかけられると、イボができるなんて話を昔聞いたことがあるかも知れませんが、迷信です。不潔にならないようにちゃんと手を洗ったりしましょうということですね。

アマガエル(雨蛙)の由来は、湿度に敏感で、低気圧が近づき雨が降る前によく鳴くことからだそうです。

「クワックワックワッ…」と喉(鳴嚢と呼ばれる袋)を膨らませて鳴いているのはすべてオスで、メスには鳴嚢がないので鳴きません。

ウチのアマガエルくん達は全然鳴かないので、すべてメスかと思いきや、カエルになってまだ小さいうちは鳴かないのだそう。来年の初夏にはかわいい音色で鳴いてくれるかも知れないですね。楽しみです。