先日新しく立ち上げたメダカ鉢に入れていた睡蓮が咲き始めました。
ホームセンターでビオトープセットとして購入したので、何が植えてあるかもよく知らず、浮草も蓮(ハス)なのか睡蓮(スイレン)なのかも分かっていませんでした。
違いを調べてみると、睡蓮は、スイレン科スイレン属。蓮は、ハス科ハス属。
睡蓮は水面近くに花を浮かべるように咲き、蓮は水面より高く茎を伸ばし花を咲かせます。睡蓮は葉に光沢があって深い切れ目があり撥水性はなく、蓮には葉に光沢はないが撥水性があり水をはじくそうです。
ちなみに蓮と言えば、蓮根を想像しますが、ハスの根っこがあの食用の蓮根になります。
さて、ウチのメダカ鉢に浮いている草には切れ込みがあるので、ハスではなく睡蓮と分かりましたが、手入れも何もしていなくて、急につぼみを付けて咲いてくれたので、ちょっと驚きでした。
朝6時位につぼみを見つけて、8時前に出かけるときには8割方咲いていました。翌日もその次の日も大体同じような時間に開いてきました。仕事がなければ満開まで見ていたかったのですが、残念ながら満開の時間を見ることできませんでした。
先日の台風で背の高い水草が全部なぎ倒されて水も田んぼみたいな泥水になってしまっていたので、睡蓮にとっては逆に水に栄養がいきわたって良かったのかも知れません。
睡蓮の名前の由来ですが、睡蓮の花は日中に開き夕方には閉じ、また翌朝に開き夕方に閉じます。そして翌朝に開き夕方に閉じて3日間で花の寿命が終わるのですが、その様子が起きて寝てと人間のサイクルのようなので、睡眠するハス、睡蓮と名付けられたそうです。
いったん閉じて次の日も咲くときは、見た目はつぼみに戻ったようにピンと茎が立ったままですが、もう開花しなくなると垂れてきて水に潜りますので、腐って水を汚さないように切り取ったほうが良いようです。
また、熱帯性の睡蓮の種類に、 夜に開花して早朝に閉花する夜咲きのものもあるそうです。人間で言えば夜勤みたいですね。
また、睡蓮の花言葉は「清純な心」「優しさ」「信頼」「純情」「甘美」「信仰」等ですが、3日しか咲かないその儚さと花の清純な美しさには心が惹かれますね。
睡蓮の葉っぱの形も大好きで、水面にあると池のような感じで雰囲気も良くなり、ビオトープに一体感が出るのでとても気に入っています。
夏が終わると開花時期もそろそろ終了みたいなので、これからまた少しでも花が咲くことを期待しています。